無駄をそぎ落とされた佇まいと、光を纏うようなツヤ感。
ダンディズムを体現する小さな極薄ウォレット
■研ぎ澄まされたような薄さが品格を引き立てる小さなウォレット
高級レザーといえばイタリアやベルギー。その上質な革に丁寧な加工を施し、長く愛せる名品を生み出している「革工房 Munekawa」。その工房からスマートな大人のための財布「ミニマムウォレット」が誕生した。革の厚さはたったの1mm。さらにぎりぎりまでミニマムに仕上げたフォルムは、Munekawaが過去の商品データをもとに、カードや紙幣が取り出しやすく抜け落ちない絶妙なサイズ感で、一万円札がぴったりと入る。シンプルな札入れと両面カード入れに特化した二つ折りは、まさにクレジットカードなどカード類と紙幣のみを入れるための「専用のウォレット」だ。一切の無駄をそぎ落とすことで、機能面のみのアプローチではなく、革の素材感を問うアイテムに仕上がった。
■完成された革に手を加えることで上質感と驚きの薄さを実現
見るものはまず、この財布の美しい艶感と品のある光沢に目を奪われるだろう。しかし、Munekawaが定義するいい革は、ただの美しいだけではない。あくまで道具として使えることが大切だ。表には、イタリアのトスカーナ州で木の渋等の自然素材で製革した牛革。この完成された革に高圧アイロンをかける独自の仕上げを施す。熱を加えると縮むという革の特徴から、繊維同士がからみあって密度が増し、深みのある色と透明感、そして艶感を手に入れる。一方で、極限まで薄く密度を増した革はふやけにくくなり、丈夫で長持ちする。内側のマットな光沢の豚革は国産(日本産)。摩擦に強いことからお札やカードの出し入れで傷みやすい内側に最適だという。使うごとに増すしっとりと手に吸い付くような上質感は、人の手を加え、人に長く使われることによって完成されるのだ。
■長く使うために縫い目をなくすという引き算
縫製においても特筆すべき工夫がされている。「二つ折り財布は、折り目部分の縫い目が、ポケットから出し入れする際の摩擦や経年劣化により擦り切れ、ほつれやすいという一面があります。そこで最初から縫い目を無くせばいいという発想に至り、表革と内革を高圧プレスによって圧着しました」と同社代表の宗川佳弘氏は語る。縫い目がないということは、ほつれる心配がなく、針穴もないためそこから革が裂けてしまうこともない。一方で、革が幾重にも重なり段差になっているカード収納部分には、必ず返し縫いを施し、しっかりと縫製を補強。素材や縫製の違いが使い込んでいくにつれ大きな差となる。だからこそ、使うということを考えた抜いた足し引きを繰り返した末のニュートラルな姿は知性をも感じさせるかもしれない。
■薄く、コンパクトな仕様で大人の手元を自由にする
革の上質感のみを捕らえたかのような薄くミニマムフォルムは、持つものを理知的に見せてくれる。コンパクトなサイズ感は、ジャケットの内ポケットに入れてももたつかず、取り出す姿もあくまでスマート。荷物を最小限にしたい結婚式やビジネスパーティ、財布ひとつででかけたいランチタイムなどでも大活躍するだろう。紙幣が取り出しやすいように開けられた親指が入るスペースや、すべりのいいカードホルダーのおかげで、レジでもたつくことなく、スムーズに支払いができる。使えば使うほど、程よいコシを残したまま柔らかく、独特の風合いに変わるエイジングを楽しめるのも嬉しい。コインケースとともに持つ財布として。スタイリッシュに決めたい時にはこの小さく薄い財布のみで。そんな自由な財布の使い方が、大人の新しいウォレットスタイルになりそうだ。
カラーバリエーション
「ダークブラウン」「オレンジ」「グリーン」「グレージュ」「レッド」は現在お取り扱いしておりません
アイテム詳細
素材:本体/イタリア産植物タンニンなめし牛革、札部裏地/豚革、カードフォルダ内裏地/コットン
仕様:カードホルダー6枚、札入れ一層
アイテムサイズ:縦8.6cm、横10cm、奥行1cm
梱包サイズ:縦10cm、横12.5cm、奥行3.2cm
重量:45g
製造国:日本
※お札の枚数は、カード段にカードを全て入れた状態で20枚程度まで入ります。
※3ヶ月から半年に一度、ミンクオイルなどのレザーケアオイルを塗っていただくことで、変化を楽しみながら、長くお使いいただけます。
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