【藤巻別注】最上級の“機能美”をオフィスでも、休日でも。京都の2つの名店がもつ力を掛け合わせた究極の限定扇子
手漉き和紙の質感を生かすシンプルなつくりが高級感を醸す
暑い季節や室内で体温調節を行うなら、はたはたと扇子であおぐ所作が美しいだろう。あおいでいる時は周囲にも扇面が見えるので、納得の品を探している人は多いはず。渋すぎず重厚になりすぎず、オフィスにも休日カジュアルにも合う、スマートながら気取らない扇子があったなら……。「京友禅和紙紗綾形扇子」は、まさしくそんなアイテムだ。
京都に構える2店に藤巻百貨店が特注した扇子は、質感と厚みのある手漉き和紙に伝統文様の紗綾形(さやがた)柄を型染めし、竹の骨に張ったシンプルなつくり。カタカタと開けば、“フジマキブルー”などのベース色と金、白の3色のみで直線的に表現された柄が高級感を醸す。和のアイテムながら、西洋アンティークやハイブランドのものと見まごうほどだ。
京都の老舗扇子店「白竹堂」の職人が引き出す扇子の機能性
約88に及ぶ扇子の製造工程すべてを国内で行う店が少ないなか、国産原料・京都生産の京扇子を手がける白竹堂。1718年に京都・西本願寺前で開業し、後に近代日本画壇の富岡鉄斎氏より「白竹堂」の堂号を授かった老舗の扇子店である。
今回の扇子について、同店の上野健次氏は語る。
「友禅紙の扇子は希少です。その紙の特性を生かし、3枚重ねの紙に骨を差し込む『紙扇子』ではなく、布を張る『生地扇子』の構造を採用。思った以上の美しい仕上がりになりました」。熟練の技を有する職人が各工程を分業する白竹堂において、骨の本数や扇面の高さは張られる生地の厚みなどから職人が判断するが、今回は扇面に高さがある地長タイプ。紙の織り目の細かさも手伝い、強い風をあおぐことができる。
音さえ心地よい「長谷川松寿堂」の京染紙。表面の柄の意味は?
扇面に張られるのは、越前和紙の産地・福井で手漉きされた原紙に、退色のない顔料で京友禅の技法である型染めを施した「京染紙」。ふっくらと厚みがあるため折りたたんだ状態から美しく、開け閉めの音や感覚も心地よい。
この京染紙を独自に開発したのが、1919年に京都にて創業した長谷川松寿堂。錚々たる物産品店が名を連ねる「京都のれん会」前会長の長谷川忠夫氏が社長を務め、銀座の老舗文具店からオリジナル商品の製造を委託されるなど絶大な信頼を得る和紙工芸品の専門店である。
紗綾形柄は、中国から伝わった紗綾(さや)という絹織物の地紋に用いられた柄。卍を斜めにつなげた連続文様のため、途絶えることなく永久に続く、つまり家の繁栄や長寿の意味があるともいわれる。
暑さや緊張をクールダウン。上品なファッション小物としても
吉祥文様である紗綾形柄の型染めを施した京染紙、扇子を熟知した職人たちが京染紙のよさや使い勝手を考慮した形状。京都に根付く2店の力を借りた藤巻百貨店の特注扇子は、スタイリッシュなだけでなく、最上級の“機能美”を誇る逸品といえよう。
ジャケットの内ポケットからすっと取り出せば、汗をかいていても洗練された印象に。しっかりとあおげるため、かしこまった場で緊張をクールダウンするにもうってつけだ。美術館やコンサートに出かけるなど華やかさを演出したい時は、ファッション小物としても。
扇子は「末広がり」という意味をもつ、持ち歩くだけでも縁起のいいアイテム。格調高い伝統文様が描かれた限定品を手にして、心身ともにワンランクアップしたかのような気分を味わってほしい。
カラーバリエーション
使用イメージ
アイテム詳細
付属品:扇子袋、桐箱
素材:扇面/和紙、扇骨/竹(親骨/黒塗り、仲骨/黒染め)、扇子袋/レーヨン(表地)、綿(裏地)
サイズ:扇子/H22cm×W2~2.5cm×D0.7~1.5cm、扇子袋/H23cm×W4cm(マチなし)、桐箱/W12.5cm×D27.5cm×H2.5cm
重量:扇子/33g、扇子袋/7g、桐箱/113g
製造国:日本
※1点ずつ手作りのため、上記サイズ・重量はおおよその目安としてください。
※親骨の根元に見える傷のようなものは、竹の断面に露出している繊維です。
使用上のご注意
※扇子は広げた状態で長時間放置しますと、開きぐせがつき閉じにくくなる場合がございます。
※水分、湿気、衝撃等から扇子を保護するため、使用時以外は扇子袋にお入れ下さい。
※扇子は天然素材を使用しているため、扇骨、扇面の色落ちにより他のものを汚す恐れがあります。
※扇骨の破損でのけがなどには充分ご注意下さい。
仕様変更のお知らせ
2024年7月発売分より、扇骨の形状と塗りに仕様変更が加わりました。
このアイテムのレビュー
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