欧州伝統のピルスナーグラスを
「うすはり」の和テイストで再解釈
■満を持して登場。「うすはり」定番の2型
松徳硝子、うすはり―。平成元年に登場したというこのシリーズは、いまや日用品の「ちょっといいもの」の代名詞となるほど、そのクオリティが知られているアイテムだ。これほど極薄のガラス製品が成立していることにまず驚き、その軽さにハッとさせられ、口当たりにうっとりする。なにより、飲み物の味がさらにおいしく感じるから不思議だ。特にビールはスルスルと口から喉を通り過ぎていく感覚を体験でき、その違いは歴然。今回満を持して、うすはりの定番グラスであり、普段使いにぴったりな「タンブラーL」と、その形に徹底的にこだわったピルスナービールグラス「鼓」が登場する。どちらも専用木箱入り、2個セットのギフト仕様。自分へのごほうびにも、お世話になっている人へのプレゼントにも、どちらにもおすすめしたい。
■90年以上続く専業メーカーのスペシャリテ
松徳硝子は1922年(大正11年)、電球用硝子の生産工場として創業。その後、主にガラス器の製造を行ってきた。 中でも「一口ビールグラス」と呼ばれる、料亭や割烹で愛用されてきた薄吹きグラスは、半世紀以上のロングセラーアイテム。 そのノウハウなどを生かして生まれたのが、いまやビールのCMなどでは欠かせないグラス「うすはり」だ。 「『うすはり』は、唇に触れた時の異物感が限りなく少なくスッと飲めるよう、素材の姿かたちをなるべく消すように極限まで薄くしています。 これ以上引くことができない引き算の末に生まれたグラスです」(松徳硝子専務取締役・齊藤能史さん)。 手間を惜しまず職人の手によって作り上げられる「うすはり」は、その薄さゆえ粗が目立ちやすく、材料の品質や職人の技術が非常に問われるという。なかでも、この「鼓」のようなくびれのある形状を吹き上げるには至難の業だという。 その薄さから「割れやすい?」と思われがちだが、実は見た目のイメージ以上に丈夫なのでご安心を。
■ピルスナーグラスに和の解釈を
日本で最もポピュラーなビールの種類が「ピルスナー」。欧州ではピルスナーに向いたグラスが伝統的に作られている。「うすはり」のコンセプトに、そしてより日本人にフィットする「和」のイメージを求め、松徳硝子がたどり着いたのがこの「鼓(つづみ)」だったという。くびれのあるシェイプはジョッキのようにガシッとつかむことはなく、繊細な日本的所作でグラスを操る楽しみを誘う。グラスを傾けた後、くびれ部分によって液体が戻る際に泡が再生され、泡のおいしさを長く味わえる特長を持つ。日本の楽器「鼓」を模範としたその美しい形を目で楽しめる上、「うすはり」の口当たりの良さでビールを飲むにはまさに極上のグラス。「うすはり」の中でも高い人気を誇るので、自宅用やギフトに、または「いつか誰かにプレゼントしたい」ウィッシュリストのひとつとしてもチェックしておきたい。
アイテム詳細
素材:無鉛クリスタルガラスサイズ:67×170mm
容量:355ml
木箱サイズ:縦190mm × 横165mm × 高さ90mm
※厳格な検査基準を設けておりますが、手作りの為、記載のサイズ・容量と比べ、誤差が生じる場合がございます。予めご了承ください。
※手作りの為、製法上やむを得ず、微細な泡が混入する場合がございます。予めご了承ください。