ハズシすぎないポップさ&シルクウールの上質さ
富士吉田から「ネクタイギフト」の本命登場
■ネクタイは「ON」のスイッチ。という方に教えたい
ビジネスの場においてノーネクタイでも許されるいまの時代だからこそ、あえてネクタイを締める。その行為に「粋」を感じている方は、これからご紹介するネクタイをきっと気に入っていただけることだろう。理由のひとつは非常にポップで楽しい柄だということ。ジャケット&ジーンズなどドレスダウンしたスタイルにバッチリ似合い、特にこの「シルクウール」素材は起毛感があって秋冬にぴったり。そしてもうひとつは、国内有数の織物産地、山梨県の富士吉田にて80年の歴史を持つ老舗「羽田忠織物」の生地だということ。個性的な見た目の背景には、伝統に裏付けられた織物の技術と、羽田忠織物ならではのセンスが光る。ウールタイやニットタイを好む方はぜひご注目を。
■日本一のネクタイ生産地の老舗・羽田忠織物
秦の始皇帝の家来によって織物が伝えられたとされ、江戸時代には「甲斐絹」「郡内織」といった絹織物の産地として花開いた「郡内」と呼ばれる地域の中心が富士吉田市。羽田忠織物は1935年(昭和10年)創業の老舗織物工場だ。ネクタイ生地の生産や大手ブランドから依頼を受けて製品を作り上げるOEMを長く手がけてきたが、織物生産の海外シフトが進む中、三代目の羽田正二氏が一念発起し2008年にオリジナルブランド「HADACHU」を展開。ネクタイというと光沢があるドレッシーなものを想像するが、「HADACHU」のそれはマットな質感も多く、カラフルかつデザインも独特。しかし決して奇抜ではなくトラッドから外れてはいない。デザインも担当する羽田氏の手腕がここに発揮されている。
■手間がかかる。だからこそこんなにもユニークになる
今回登場するのはシルクウールの「紗織り」のネクタイ。「紗(しゃ)」とは夏の着物や袈裟などに使われる生地で、ヨコ糸にタテ糸をからめて織る、特殊な技法を用いる。熟練の技術が必要な上にゆっくりと丁寧に織らなければならないため、手間と時間がかかる手法だ。これができるのは富士吉田の高い技術を持った織り職人だからこそ。本来夏ものの織り方ではあるがシルクウールを使い、さらに表面を起毛させることで暖かな風合いを出し、秋冬の季節感をたたえている。近づいて見てみれば畝にからむ糸の一本一本が確認でき、離れて見るとこれが独特の素材感を生み出していることがわかる。紗織りを継承しているのは今では羽田忠織物のみとも言われており、非常に貴重な技術かつ、ユニークなネクタイを生み出すキモなのだ。
■プレゼントにも最適! ネクタイを柄と素材感で楽しむ
アイテムネームに「クレリック」とあるのをお気づきだろうか。実はこのネクタイ、クレリックシャツのように部分的に2トーンで仕立てられたものなのだ。レジメンタルやストライプは大剣のデザインとはうって変わって小剣は無地に。チェックは小剣のみ起毛させず、柄がはっきりとわかる仕様になっているのが面白いポイント。秋冬らしいツイードジャケットと合わせたり、ハイゲージニットカーディガンからチラリと覗かせたりして楽しんでみてはいかがだろう。また、ネクタイはプレゼントに選ばれやすいもの。とはいえ、相手に本当に気に入ってもらえるかは難しいところでもある。こちらのネクタイはあくまでベーシックをベースに遊び心を発揮しているので、堅すぎないビジネスウェアを常用している方なら取り入れやすい柄ばかり。ぜひギフトの候補に加えてみて。
カラーバリエーション
「レジメンタル/ネイビー」は現在お取り扱いしておりません
アイテム詳細
素材:ウール74%、シルク26%
アイテムサイズ:全長145cm、剣先8cm
箱サイズ:H10cm×W9.5cm×D9.5cm
本体重量:約55g
生産国:日本
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