石垣島伝統の藍染めから生まれた
普段使いにベストなトートバッグ
■石垣島の自然を表現したトート「shimaai」
抜けるような青空とどこまでも広がる海、そして眩しい太陽の光。そんな自然に恵まれた沖縄・石垣島にて、島伝統の藍染めによるトートバッグが作られているという。島藍農園の「shimaai(シマアイ)」がそれだ。島藍農園は藍染めに用いられる樹木を栽培するために2003年に発足し、その後自ら商品開発から染色・縫製まで行う製品を「shimaai」ブランドで展開。かわいらしい3色のボーダーと使いやすい形のバッグが評判を呼んでいる。代表の大濱豪さんは、「手で染めているのでひとつひとつの表情が微妙に異なる一点もの。休日のライフスタイルを彩るアイテムとして活用して欲しい」と自身のトートの魅力を語る。石垣島の自然をその身にまとう独特なトートが誕生した。
■「ナンバンコマツナギ」で染める伝統の手法
「shimaai」トートの製作は、藍染めの材料となる「ナンバンコマツナギ」の栽培から始まる。ナンバンコマツナギとは日本で主流の藍染めの材料「蓼藍」と同様にインディゴ色素を持つ植物で、石垣島を含む八重山諸島だけで古くから用いられてきた土地ならではの素材。今では島で藍染めを行う工房も少なくなり、技術が絶えてしまうことを惜しんだ大濱さんが自ら農園を興して栽培し、藍染めを継承していくことにしたという。収穫したナンバンコマツナギをもとに「沈殿藍」という藍の原料を作り、時間をかけて発酵させ染液を作る。手間と時間のかかる手法だが、石垣島の自然環境を守りながら生かしていきたいという大濱さんの想いが込められた、必要不可欠な手仕事なのだ。
■冴えたブルーのグラデーションに、だいだい色の差し色を
「shimaai」のトートシリーズは、そんな伝統的な方法で染められた帆布を繋ぎ合わせて作られる。「沈殿藍」による藍の染まり方は、蓼藍による「すくも」に比べてクッキリと冴えた発色の良さがあるのが特長。色を調整して藍色と水色のボーダーラインを作り、まるで石垣島の空と海を連想させる爽快な色調をトートに写している。一方、目にも鮮やかなだいだい色のラインは、防風林などに使われる「福木(フクギ)」の皮を煮出して染めたもの。太陽をイメージさせる明るさを差し色にして、石垣島の自然を表現したトートが完成する。大きさによって「レジャー」、「マルシェ」、「ピクニック」と名付けられたトートは、空と緑が気持ちのいいアウトドアシーンによく似合い、色柄の明るさに元気をもらえそうだ。
■日常生活にぴったりの「マルシェ」
「マルシェトート」は、デイリーユースにぴったりサイズのトートバッグ。書類や雑誌、文房具などを詰めて通勤や通学に便利に使えそうだ。「マルシェ」の名の通り、買い物用のバッグとしてもふさわしい。トートの外と中には定期や携帯、メモ帳など入れて分けられるポケットがひとつずつ付けられ、こまごまとしたアイテムの整理ができるようになっている。丈夫でありながら軽さもある11号帆布に堅牢なサドルレザーの持ち手が取り付けられて耐久性も高いので、普段使いにちょうどいい。ポップな配色がコーディネートのアクセントにもなるトートバッグだ。
アイテム詳細
素材:帆布、サドルレザー
サイズ:縦33cm×上幅45cm・下幅25cm×奥行15cm
製造国: 日本
お手入れ方法:汚れた個所を中性洗剤使用で部分洗いの後、しっかりと脱水して陰干しをお勧めします。
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